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■日帰り・単独
  1日目: 無料駐車場 05:03 - 05:22 柏原新道 登山口 05:25 - 06:30 駅見岬 06:35 - 07:13 水平岬
     - 07:35 富士見坂 07:38 - 08:02 種池山荘 08:11 - 08:39 爺ヶ岳南峰 08:44 - 09:09 種池山荘 09:18
     - 10:51 岩小屋沢岳 10:53 - 11:29 新越山荘
  2日目: 新越山荘 05:20 - 05:53 鳴沢岳 - 06:31 赤沢岳 - 07:44 スバリ岳 07:51 - 07:54 小スバリ岳
     - 08:24 針ノ木岳 08:32 - 09:07 針ノ木小屋 09:26 - 10:50 大沢小屋 - 11:40 扇沢駅 - 11:43 無料駐車場

■はじめに
 土日でも比較的すいているであろう新越山荘に泊まり、ゆっくり稜線散歩するつもりで扇沢からの反時計回りの周回ルートをとりました。
 1日目も2日目も歩く距離は短く、ゆとりのあるルートであり、爺が岳、蓮華岳に立ちよる計画です。

■1日目
 登山口で計画書を提出してスタートです。柏原新道は2年前にも来ていますが、登りやすく、ぐんぐん高度を上げていきます。途中の富士見坂からは、本当に富士山が見えたのは驚きました。
 種池山荘には登山口から2時間37分。前回3時間8分だったので、30分短縮してました。
 種池から爺が岳の往復をします。登りながら、とてもすばらしい景色をみることができました。
 種池から新越までは、とても静かなルートです。展望に加え、お花も咲いており、気持ちの良い道です。ただし、黒部側は涼しい風ですが、松本側は暑い風で、松本側を歩くときはきつかったです。
 11時半には新越山荘に到着。ほかにだれも到着しておらず、1番のりでした。ビールのんだり、昼寝したり、読書したり、散歩したり、ぜいたくな時間を過ごしました。

■2日目
 天気予報では雨が降り出す予報でしたが、前日に予想していた以上に雨の降り出し時刻が早まったようです。
 5時にスタートするも、しだいにポツポツ、そのうちに暴風雨になりました。針ノ木岳直下では、突風でよろけるぐらいで、とにかく安全に下山することだけを考えました。
 針ノ木小屋に着いたときは、本当にほっとしました。 小屋では、お湯をいただき(300ml100円)カップ麺を食べました。(ストーブは持っていましたが、通過客なので使えません。風雨の屋外でお湯をわかすこともできません)
 針ノ木雪渓を下りますが、以外と固く、下りはアイゼン必須でしょう。大沢小屋からは長い樹林帯、どろどろの道を下りました。
 扇沢に着いたときは、

■おわりに
 小屋泊の時の2日目の天候判断については、もっと安全マージンをとるべきだったと思います。通常、雨の時は山行きを中止しており、これほど本格的な雨の中をあるいたのは初めてでしたので、恐怖感は半端ではなかったです。上空の亜熱帯高気圧のおかげで、雷が発生しなかったのは本当に幸いでした。
 また、2日目の天候リスクを考えると、時計回り(針ノ木から種池周回)とすべきでした。そうすると2日目の下山が早くできるからです。もうすこし、様々なリスクを考えて計画しようとおもいました。
 反省ばっかになってしまいましたが、1日目はすばらしい展望で、やはり高い山、北アルプスは良いところだなと思いました。また行きたいと思います。

無料駐車場は午前2時前時点で若干の空きがありました。明るくなった時点では満車です。 登山口で登山計画書を提出します。その場でも計画書はかけますが、事前に作成して持参するのが良いかと思います。 良い天気です。新越山荘のあたりかと思いますが、小屋は確認できていません。
さて、登りにかかります。
高度を上げると、樹間から針ノ木岳(左)とスバリ岳(右)が見えてきました。 蓮華〜針ノ木〜スバリの稜線です。下には扇沢の駐車場も見えます。
本日これから歩く稜線です。
だんだん高度を上げました。
どっしり型の蓮華岳が確認できます。
青空に向かって歩きます。
雲海の先には南アルプスでしょうか。
富士山も見えます。
看板に「富士見」とありましたが、本当でした。
左は八ヶ岳。右は富士山。
種池に到着です。
雲海の向こうに八ヶ岳、富士、南アルプス。すばらしい展望です。
針木岳はカッコイイですね。
ミヤマキンポウゲを入れて撮影してみました。
種池山荘の屋根がアクセントとなっています。バックは立山と剱岳。
向かう先は爺ヶ岳です。手前の三角のが南峰。
この角度の「種池山荘+立山剱」が一番すきなポイントです。
鹿島槍ヶ岳。松本から見るのもよいですが、ちょっと斜めから見たかんじもすばらしい!
南峰に到着。すばらし展望です。
爺ヶ岳は中央峰、北峰の3つのピークがあります。
遠くに槍ヶ岳も見えます。なにげに手前ににある餓鬼岳・唐沢岳が気になります。
雲海から出ている山があります。
浅間の方向だと思うのですが、未確認です。
槍ヶ岳と針ノ木岳を同じフレームに入れてみました。針ノ木岳も負けていませんね。
立山〜剱岳の山々です。
黒部川の下流の方向です。
ミヤマダイコンソウ。
本日、これから歩く稜線です。
再び種池山荘に戻ってきました。
ミヤマキンポウゲ
種池。水は、あまりきれいではありません。
ミヤマカラマツ。
実は、暑いです。
お花畑の道を歩きます。
イワカガミ
ショウジョウバカマ
アオノツガザクラ
ミツバオウレン
ツガザクラ
ミヤマキンポウゲとセリ科の何か。
キヌガサソウ。
シナノキンバイのお花畑。いつも思うのですが、咲き始めが福寿草に似ています。
ハクサンチドリ。いい色してます!
爺ヶ岳。鹿島槍が隠れてしまいました。
剱岳〜立山をみながらの歩きです。
黒部側は涼しい風、松本側は暑い風でした。
松本側は雲がでてきました。しかし、
亜熱帯高気圧が強く、雲頂高度が抑えられています。
ミヤマクワガタ
ウサギキク
山カレーパン
爺が岳の左はたぶん五竜。その先は唐松岳。なにげにぽっこりしているのは旭岳?
剱岳〜立山
シャクナゲ。まだ咲いていました。
五竜〜唐松〜旭岳かな。
なにげに旭岳がぽっこりして、主張しています。
新越山荘が見えてきました。
クルマユリ。葉っぱの付き方で同定。
ゴゼンタチバナ
コメバノツガザクラかな。
アカモノにしては葉がちいさい。
イワツメクサ
ミヤマダイコンソウ
ぽっこり旭岳が気になる〜
見る角度がちょっとずつ変わっていくのがよいですね。
針ノ木雪渓。
イワツメクサ
岩小屋沢岳。
黒部川の下流の方向です。
新越小屋までもうすぐ
小屋が真下にみえました。
小屋に到着。
まずはビール。
布団4枚に5人とのこと。1番のりだったので、しばらく昼寝をしました。 とてもひまなので談話室で読書。風がきもちよく、ぜいたくな時間を過ごせました。
談話室から剱岳〜立山がよく見えます。
外に散歩。でも松本側は暑い!
ちょっと散歩。
シオガマギク類。ヨツバシオガマかな。
大町市街が見えます。
イワカガミ
夕食です。
日没。雲が全くなく、ドラマチックでないです。
後立山連峰。とても良い感じ。どうしても旭岳が気になって仕方がないです。(ほんとに旭岳であっているのかな?)
次の日の朝です。上空には雲。暑さは薄く、
このまま雨が降らないことを祈ります。
東の方の空。
新越山荘のあたりからは日の出は見えません。
小屋の受付・売店
朝食です。
日差しはありますが、あの雲は雨粒を
含んでいる色をしています。
鳴沢岳。ここまでは天気がもちました。
このあとポツポツと。
でも晴れ間もあったり。
このあと本格的な雨になりました。レインウエア上下を着て、ヘルメットもかぶります。 まっしろな世界になり、展望もありません。そのうちに暴風雨となりました。
スバリ岳直下にコマクサ。
風が強いです。
スバリ。この先、さらに風が強くなり、針ノ木岳直下では風にあおられて怖かったです。特に黒部側が風が強い。
タカネツメクサ
ハクサンイチゲ
こいのぼりが見えたときには、ほっとしました。(針ノ木雪渓の誘導路にもこいのぼりが使われています)
オダマキ
ミヤマクワガタ。針ノ木岳から先は、風が落ち着きました。
ハハコグサ類。タカネヤハズハハコかな。
針木岳のお花畑はとても見事です。風雨のためゆっくりできず、残念でなりません。
雨の中、雪渓を下ります。
ここでアイゼンを外します。
ここから樹林帯。
距離もあるのでしんどいです。
トロリーバスのところに出てきました。左の柵の中は「道路の線路」で立ち入り禁止です。
青空も。
扇沢まで帰ってきました。
本文中の山の名前・花の名前は十分な特定ができず、勘違い、間違いなどがある場合があります。