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●平ヶ岳:2141m 日本百名山  ●玉子石:2040m  ●台倉山:1695m  ●下台倉山:1604m
■日帰り・2名・行動時間計(11h47min)
  鷹ノ巣登山口 5:24→1197m峰 6:14→1406m峰 6:45-52→下台倉山 7:19-27→台倉山 8:08-18→池ノ岳 10:06   池ノ岳 10:30→平ヶ岳 10-57-11:26→玉子石 11:59-12:12→池ノ岳 12:30   池ノ岳 12:36→台倉山 13:46-57→下台倉山 14:33→1406m峰 14:57-15:00→1197m峰 15:23→鷹ノ巣登山口 16:11
■はじめに
 網笠山・権現岳にひきつづき、高校の先輩と平ヶ岳です。
 平ヶ岳は、鷹ノ巣からの往復です。コースタイムは12時間超で、途中に山小屋はありませんので、天候が良く、日照時間の長い日に行かねばなりません。
 当日の天気は、太平洋高気圧の辺縁流の影響で南風、関東平野は大気が不安定ですが、フェーンの影響で新潟側は高温&晴天ではないかとの予想。前日夜、東京を出発します。檜枝岐に11時半ころ到着、民宿に素泊まりで宿泊しました。

■鷹ノ巣〜台倉山〜池ノ岳
 檜枝岐を4時過ぎに出発、5時ごろ登山口に到着しますが、駐車場所は、ほぼ満車。空いているスペースをなんとかみつけて車をとめます。準備をして、5時過ぎに出発。本日は、途中の水場が期待できないので、今回は3.5L担いで登りました。
 最初は林道歩きですが、山道に入ると、程なくヤセ尾根となります。白砂のザレた道で、怖くはありませんでしたが、落ちたらやばそうなので、下りは緊張するでしょう。急登りと緩登りを繰り返しますが、岩場のロープが張ってあるところ、赤土で滑りやすいところがあります。雨で濡れていたら、下山は、恐ろしく難易度が上がると思われます。ただ、この尾根道は、展望がききます。左手には、燧ヶ岳が見えましたので、元気をもらいながら、歩くことができました。
 鷹ノ巣から下台倉山(1604m)まで単純標高差で800。平ヶ岳がちらちら見えるようになりますが、はるか先であり、気が遠くなります。「丹沢の表尾根のようなものだ」と自分自身を納得させて歩きます。ここから先は、50m下って50m登るといったアップダウンが連続し、池ノ岳直下まで標高が上がりません。それでも、振り返れば会津駒ヶ岳、燧ヶ岳の隣には日光白根山、樹木の間からは中ノ岳・越後駒ヶ岳、高度を上げると奥只見湖や会越国境の山々が見えます。

■池ノ岳〜平ヶ岳〜玉子石
 池ノ岳に到着すると、突然視界が開けます。目の前には池塘。思わず「おーっ」と声がでます。空の青が池塘に映えています。池ノ岳で昼食とします。いつも通り、カップ麺です。平ヶ岳、至仏山、武尊山を正面に、振り返ると、はるか遠くに飯豊連峰が見えます。
 ここで昼寝したい気分になりますが、平ヶ岳の山頂に向かいます。ここからは、天上の散歩道です。いったん、鞍部まで下りて、平ヶ岳まで登り返します。草木の葉が、秋色になりつつありました。
 平ヶ岳の山頂付近は、その名のとおり、平らです。三角点のある場所に山頂標が設置されていますが、ピークではないようで、さらに先に進みます。越後三山が右手に、左手には巻機山が見えるようになります。左手には、苗場山もみえました。キンコウカの草原ですが、紅葉化がはじまっており、とても美しい草原でした。山頂周辺でのお散歩ののち、玉子石へと向かいます。
 再び鞍部まで下り、分岐を玉子石方面に向かいます。途中、川があり、水場もありました。玉子石、上の石が今にもころがりそうに見えます。なかなか絵になります。もっとも、横から見るとくっついている部分はそれなりにあるようです。

■池ノ岳〜鷹ノ巣
 池ノ岳から先は下山です。でも、途中には多数のアップダウンがあることに加え、急な岩場、ザレ、ヤセ尾根、滑りやすい赤土など、待ち構えています。雨が降ったらヤバそうですが、日没で真っ暗になるのはもっとヤバそうです。
 足もいっぱい、いっぱいで、また、疲れにより集中力もとぎれがちなので、できるだけ慎重に下りました。林道に下りてから、川で顔を洗いましたが、とても気持ちよかったです。  下山後は、檜枝岐村に戻り、燧の湯(民宿で300円券購入)で汗を流し、まる家で裁ちそばを食べて帰りました。

■おわりに
 檜枝岐は遠く、鷹ノ巣登山口はさらに遠かったです。鷹ノ巣から平ヶ岳もロングコースで標高差も大きいです。このエリアのコースタイムは甘めといわれていますが、12時間超のコースタイムはハンパではなく、同じ12時間の鳳凰(広河原〜夜叉神)よりきついと思いました。
 また、この日は予想通り、フェーン現象により高温となりました。特に、新潟県の小出アメダスは、最高気温35.3度で、なんと、この日の国内最高気温!を記録。水は3.5L飲み干しました。
 今夏は、標高差の大きい山を続けて登りましたので、秋は、ゆる登山にしようと思います。まあ、南アルプスに行ったとしても、アサヨ峰(早川尾根)ぐらいでしょうか。

ヤセ尾根が続きます。
下りは慎重さが求められます。
燧ヶ岳。ず〜っと見えていました。
ロングコースを歩く元気を頂きました。
下台倉山
道が一直線に登っています。
台倉山への稜線の道
木々の間から中ノ岳、荒沢岳
日光白根山。ぽっこり型の山です。
燧ヶ岳
会津駒ヶ岳。どこが山頂か?わかりませんが、良い山です。
それにしても良い天気!
池ノ岳が近づきました。
かなり高度を上げました。
奥只見湖が見えるようになりました。遠くに見えるのは、飯豊連峰のようです。
遠くに飯豊連峰
男体山も見えるようになりした。
池ノ岳の直下です。
至仏山。その隣のギザギザの山は武尊山のようです。
平ヶ岳。山頂付近はゆるやかです。
荒沢岳、かっこいいです。会越国境の山々も見えます。浅草岳にはヒメサユリを見に行きました。
皇海山も見えます。その右側は袈裟丸山と思われますがよくわかりません。今年アカヤシオを見に行っています。
池ノ岳についたら、池塘。いきなりこの景色でした! 感動です!
会津駒ヶ岳
池塘と平ヶ岳
百名山・三連発
池塘
池塘。遠くに飯豊連峰が見えます。この景色を見ながら昼食です。
ほんとうに、天上の散歩道です。
カップ麺
平ヶ岳
池ノ岳
池ノ岳の稜線
ちょっと秋色
武尊山にガスが....
すばらしい展望です。
平ヶ岳山頂
山頂付近の道
越後三山
山頂付近
山頂付近
巻機山ですね。遠くに苗場山らしき山も。
越後三山
南の方はかなり雲がでてきました。
キンコウカの紅葉化がはじまっており、きれいです。
キンコウカの草原
キンコウカの草原
雲が近いです。手が届きそう。
池塘
平ヶ岳をあとにします。
ちょっと秋色
玉子石
玉子石
玉子石から
玉子石と越後三山
横からみると、それほど不安定でない。
ホツツジ?
※この写真は頂き物です。
オヤマリンドウ
※この写真は頂き物です。
ミヤマリンドウ
※この写真は頂き物です。
ハクサンフウロ
※この写真は頂き物です。
アキノキリンソウ?
※この写真は頂き物です。
檜枝岐「まる家」の「裁ちそば」
 
 
地図はカシミール3Dを使用して作成しています。なお、この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認(平24情使第201号)を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用しています。また、本文中の山の名前・花の名前は十分な特定ができず、勘違い、間違いなどがある場合があります。