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■日帰り・単独・行動時間計(8h32min)
八方池山荘06:59→07:34八方池07:35→08:25丸山08:28→09:01唐松岳頂上山荘09:11→10:01大黒岳→10:49五竜山荘10:56→11:51五竜岳11:56→12:47五竜山荘12:55→13:37西遠見山→14:04大遠見山→14:27中遠見山14:29→14:43小遠見山→15:17地蔵の頭15:20→15:29白馬五竜スキー場ゴンドラ駅15:31

■天候
 今夏の週末は、なかなか晴れません。しかし、亜熱帯高気圧が少しだけ勢力を回復しそうな状況となり、日帰りでどこかに出かけることとしました。

■今回のプラン
 今回は、8/2の「youtaroさん」のプラン&コースタイムを参考にさせていただきました。ただし、ゴンドラの運行開始が6時30分と遅いため、唐松岳の往復を加えると、最終ゴンドラに間に合わないかと思ったので、その区間は省略しています。
 なお、最終ゴンドラリスクに備え、五竜山荘に宿泊することも考慮し、小屋泊装備で望みました。
 また、区間所要時間としては、唐松山荘まで2時間、五竜山荘まで2時間、五竜岳往復2時間、遠見尾根下山に3時間。これで計9時間、最終ゴンドラ30分前の午後4時にアルプス平に到着する見込みとしました。これにより、唐松山荘9時到着、五竜山荘11時到着を目標としました。

■ゴンドラ〜唐松山荘
 お盆時期の平日は6時30分が始発です。6時前から切符行列ができていますが、ゴンドラ運航はスムースで、それほど待たずに乗れるようです。ゴンドラ・リフトからは、雲海が見え、空も快晴。山々も美しく、とても期待が高まります。
 八方山荘から歩き始めますが、八方池までは観光地なので、歩きやすい木道や階段が続きます。夏期に歩くのは3度目ですが、花三昧の道はとてもすばらしいです。花も、シモツケソウやマツムシソウなど、晩夏の花が主役となっていました。
 八方池はデッキ部分の工事?のためか、ミラーとなる場所まで行くことができず、残念でした。
 八方池から唐松山荘までは普通の山道となります、樹林帯、尾根、トラバース。歩きやすい道が続きます。唐松山荘には9時に到着。予定どおり2時間で到着できました。山荘前からは剱岳・立山も望めますし、唐松岳も美しくそびえています。

■唐松山荘〜五竜山荘
 唐松山荘をスタートするとまもなく、クサリが連続する下りとなります。足の置き場はありますが、滑りそうなところもあります。この区間は時間を気にせず、慎重に進みました。
 鞍部まで下りると、五竜岳がいっそう重厚に見えます。登り返しがきつそうで、五竜山荘に泊まってしまおうか、などと思ってしまいました。ひたすら登り、予定どおり、11時より前に五竜山荘に着くことができました。
 山荘が空いていたら、泊まってしまおうかと思いましたが、聞いてみたところ「まあまあ混雑。1人1枚はあるかもしれないし、ないかもしれない」とのことで、やはり下山することとしました。

■五竜岳往復
 スタートはゆるやかな登りですが、次第に、ガレ、岩となります。手足をフルに使って登るところもありました。混雑していると、上り下りの交換に時間がかかりそうです。
 山頂到着時は、ガスったり、腫れたりの状況でした。鹿島槍は見えませんでしたが、立山・剱岳が見えたのでよかったです。
 いったん、五竜山荘まで戻り、カップ麺の昼食。水も補給して下山の準備をします。

■遠見尾根
 白岳まで登り返し、遠見尾根に入ります。出だしは急降下の区間がありますが、次第に緩やかな道となります。しかし、小さなアップダウンが多く、地味に体力と気力をそがれます。西遠見、大遠見、中遠見、小遠見とまるで浦和なネーミングにもへこたれます。全然進んだ気がしないからです。

■地蔵ケルン・アルプス平
 ようやく地蔵ケルンに到着。ここからは、本日歩いた唐松〜五竜の稜線が見えました。ゴンドラ乗り場のあるアルプス平までは、リフトでも下れますが、高山植物園の中を歩きます。だいたい見た花々ですが、シモツケソウの花壇には驚きました。

※リフトに乗って下った場合、リフト降り場からゴンドラ乗り場まで、登り返しが必要です。楽したつもりが、楽にならないので注意が必要です。

■花三昧循環バス・姫川温泉竜神の湯(エスカルプラザ)
 八方ゴンドラまでは、花三昧循環バスが利用できます。エスカルプラザ発は、15:02発、16:40発、17:03発(最終)です。乗り放題で500円の料金設定です。

※バスの時刻表は最新のものを確認してください。
http://www.vill.hakuba.nagano.jp/privilege/hanazanmai/

 バスまで1時間ほど時間があったので、エスカルプラザ内の入浴施設「姫川温泉竜神の湯」に入ります。ゴンドラ利用で100円引き(550円)となります。シンプルなお湯ですが、とても気持ちよく、すっきりしました。
 バス待ちしていると、声をかけられ、結局5人相乗りで八方までタクシーで帰ることとなりました。ひとり400円でした。

■おわりに
 天気もよく、花もあり、コースも変化に富み、とても楽しいルートでした。歩ききれるか不安でしたが、何とか歩くことができました。

ゴンドラ前の駐車場にとめます。1日600円。夜中は霧でしたが、好天が期待できます。2011年以来、3年ぶりです。 切符を買う列。前から10番目くらいにならびました。ゴンドラ乗車は流れるように進みますので、あまり気にしなくてもよいと思います。
ゴンドラで標高を上げていきますが、
快晴です。
名木山ゲレンデの向こうに山がみえます。
兎平。雲の上に出ました。雲海が見事です。ここでコーヒーでもいれて飲みたいところですが、今日はあまり時間がありません。
リフトに乗り換えます。振り返って雲海を撮影。北信の山々が雲の上に浮かび上がります。 シモツケソウと白馬三山。2011年7月に来ていますが、そのときは一面ニッコウキスゲでした。秋が近づき、主役が交代したようです。
さらに、グラートクワットリフトに乗り換え。鹿島槍と五竜。夏もなかなかの景色です。
雲海がだいぶ下に見えるようになりました。
さて、八方山荘前から歩き出します。ちょうど7時。唐松山荘の目標到着時刻は9時です。 ガリガリ登りたいところですが、ここから「花三昧」。タテヤマウツボグサ。
ギボウシ。
オトギリソウ。
ミヤマアズマギク
4年前と3年前に来ており、3回目ですが、花も景色もすばらし過ぎます。
ルリトラノオかな。葉が対生。
マツムシソウ。秋近し!
八方池が見えてきました。
ハクサンシャジン。
八方池。無風でミラー状なはずなので下りてみます。
デッキ工事中のため、ミラーポイントまで行けませんでした。ちょっとミラーになっています。工事の資材がおいてありますね。
マツムシソウがたくさん咲いていました。
カライトソウ。
鹿島槍と五竜。南の上空に巻積雲が出てきました。天気がゆる〜く下り坂かもしれません。
五竜岳がとても重厚です。
白馬三山方面。
丸山ケルン。北信の山々がよく見えます。
巻積雲と巻雲が美しいです。
チングルマも咲き残っていました。
丸山ケルン。すばらしい場所だと思います。
唐松山荘近くに、チングルマとイワカガミ。
まだ咲いていました。
唐松山荘に到着。所要約2時間。
予定どおりです。山荘の前で少々休憩。
表側の立山連峰が見えるようになりました。剱岳と立山。
唐松岳。後立山の特長である「スパッと切ったような斜面」は本当に美しいです。唐松岳山頂まですぐなんですが、今日は先がながいのでパスします。
ハクサンフウロの群落。
ハクサンフウロ
この先、クサリの連続になります。
ここでストックを収納します。
振り返って撮影。美しい!
クサリ。足の置き場はちゃんとあります。急ぐと危険なので、ここは時間を気にせず、慎重に進みました。
重厚な五竜岳。
まるで、南アルプスの山みたい。
かなりの登り返しです。きついなぁ。疲れたし五竜山荘に泊まってしまおうか、などど頭をよぎります。(念のため、今回は小屋泊装備です)
振り返って撮影。
松本側から雲が上がってきています。
黒部側からもガスがきました。午前11時に五竜山荘に到着。八方から約4時間。予定どおりです。遠見尾根に余裕をもって降りられそうです。
五竜岳に行くまで、
ガスがかからないことを祈ります。
山頂が近くなると、
ガレ場、岩場です。
山頂直下付近。
八峰キレット方面。鹿島槍は雲隠れ。
まもなく山頂。
ガスがかかったり、はれたり、の状態でした。
立山、剱岳。
振り返って撮影。
山頂標。
山頂から撮影。
美しい斜面です。
トウヤクリンドウ。
秋近し!
コゴメグサ。
雷鳥がいましたが、
うまく撮影できていません。
再び五竜山荘まで戻り、
カップ麺を食べました。
下山は遠見尾根。もう少し変化があると良いのですけれど。また、何度か登り返しがあります。
カラマツソウ。
モミジカラマツかな。
中遠見に到着。雲の中です。西遠見、大遠見、小遠見とまるで浦和状態です。
ナナカマド。
秋近し?
下界が見えてきました。
地蔵ケルンに到着。
地蔵ケルンから、五竜岳と唐松岳。本日歩いてきた稜線が見えます。 リフトには乗らず、ゴンドラ乗り場に向かってさらに下ります。高山植物園の中を歩くことができます。
カライトソウがたくさん。
とても大きな株です。
シモツケソウ! すごい! 
よくここまで育てたものです。
ヤナギランですかね。
秋近し!
ゴンドラ乗り場まで戻りました。
最終便の約1時間前に到着。
ゴンドラで下ります。
とおみゲレンデが見えてきました。
五竜とおみスキー場のセンター施設である「エスカルプラザ」に到着。バスまで1時間ほど時間があるため、地下の「姫川温泉竜神の湯」に入浴します。ゴンドラ利用者は100円引き。 花三昧循環バス(500円)で八方ゴンドラ駅まで帰ろうとバス停前で待っていたところ、声をかけられました。結局、タクシー5人で相乗りとなり、ちょっと早く帰着できました。
帰り道、道の駅おがわ。手打ち蕎麦の表示に惹かれましたが、結局食べたのは。
ソースかつ丼でした。
950円。
  
地図はカシミール3Dを使用して作成しています。また、本文中の山の名前・花の名前は十分な特定ができず、勘違い、間違いなどがある場合があります。