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◆常念岳・横通岳 2017 |
■日帰り・単独・行動時間計(8時間2分) 常念岳登山者用駐車場04:37→04:50一ノ沢登山口04:53→05:00山ノ神→05:31王滝ベンチ→05:47烏帽子沢→06:06笠原沢→06:49最終水場06:55→07:19常念小屋→08:09常念岳08:38→09:13常念小屋→10:01横通岳10:15→10:38常念小屋→10:54最終水場10:59→11:26笠原沢→11:43烏帽子沢→11:58王滝ベンチ→12:20山ノ神12:21→12:26一ノ沢登山口→12:39駐車場 |
■はじめに 会社に休みをいただき、日・月でアルプスの計画をしていましたが、天気の状況から中止。しかし、このまま行かないと夏が終わってしまうのではないかという危惧もあり、少しでも行けないものかと思案しました。稜線に早い時間に到達できて、昼過ぎには下山できる「一ノ沢から常念岳」に行くこととします。 ■予報より悪そう 日付が変わる頃に豊科に到着しますが、ひどい雨です。実況が気象庁の予報より下振れしており嫌な予感がします。翌朝、ひんやりかと思いきや湿度が高い状態で、稜線までの時間勝負となりそうです。 ■がっかり展望↓ 胸突八丁にて、最初の下山者とすれ違います。槍ヶ岳の展望について訪ねたところ見えたとのこと、もう1時間くらいは大丈夫かもしれないとのことで、先を急ぎます。胸突八丁からはお花畑ですが、花の写真を撮りつつも、加速します。 しかし、無情にも常念岳に雲がかかりはじめ、常念乗越に到着したときには、大キレットは確認できるものの、槍ヶ岳は既に雲の中でした。 意気消沈して、とぼとぼ常念岳に登ります。ときおり雲がきれ、奥穂高岳と思われる山が見えましたが一瞬だけでした。 常念岳では、ホシガラスが迎えてくれました。こころが暖まりました。 ■横通岳に熊! いったん常念乗越まで戻りますが、まだ時間も早いので横通岳まで行くこととします。まあ、約300mの登り返しのトレーニングです。 横通岳への道ですが、なかなかいい感じの道です。青空も見え、まるで夏山のような写真が撮れました。山頂が近づくと砂礫にはコマクサが咲き、どことなく燕岳に似ているような感じの山でした。縦走路からわずかに外れ、本当に横を通るだけになっている不遇の百高山ではないかと思いました。 常念乗越に戻る途中、すぐ前を歩く女性が振り向き「熊がいる」と話しかけられ、右手をみると、熊でした。50〜100mくらいの距離でしょうか。熊も人間たちを気づいているような感じですが、こちらは5人。攻めてくる感じはありません。そのうちに反対側の方にゆうゆうと歩いて行きました。 熊との出逢いは2回目ですが、前回は山中湖の鹿留山で至近距離から唸られました。そのときはしばらく動けませんでしたが、今回は距離もあったのであわてることはありませんでした。 ■おわりに 北アルプス行きを強行しましたが、がっかり展望で残念でした。しかし、熊との出逢いは刺激的で良い思い出となりました。 それにしても、午前7時過ぎなのに「がっかり展望」というのは、あまりにも無情と思いました。アルプスは夏はだめかも。というか梅雨の晴れ間とか、秋晴れの日を狙うのがよいのかもしれません。 |
山の神を通過。 |
昨年歩きましたが素晴らしいルート。 |
まだ午前7時過ぎなのに... |
キレットの中央の小ピークは何? |
外れている不遇の百高山。 |
熊いるのですね。 |
大樹が雰囲気あります。 |
本文中の山の名前・花の名前は十分な特定ができず、勘違い、間違いなどがある場合があります。 |
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◆ 常念岳・蝶ヶ岳〜アルプスの展望と花々 2016 |
■日帰り・単独・行動時間計(9時間57分) 三股駐車場04:42→04:54三股登山口→07:41前常念岳07:45→08:28常念岳09:00→10:16 2592峰10:30→11:19蝶槍11:28→11:57蝶ヶ岳ヒュッテ12:02→12:06蝶ヶ岳12:23→13:43まめうち平13:49→14:15ゴジラの木→14:29三股登山口→14:39三股駐車場 |
■はじめに 天気が良さそうなので、北アルプスです。 三股から、常念岳・蝶ヶ岳を周回するルートです。常念までは単純標高差約1600mの急登、その後蝶ヶ岳をまわって周回。コースタイム14時間超という、私が苦手とするスペックです。 時間の余裕を持つのと、早い時間に稜線につきたいので、久しぶりの5時前のスタートとします。 ■三股〜前常念〜常念岳 稜線に出るまでは相当な急登です。景色の見えない樹林帯のなかを黙々と登ります。2170m付近で尾根に出ますが、泥濘がひどい(前日の雨の影響もあると思います)。トレランシューズだったので靴の中まで泥水が何度も浸入。よけるのに難儀しました。 2350m付近から、樹林帯を脱出。振り返ると雲海が広がっていました。八ヶ岳、富士、南アルプスなどの展望です。ここからは、ごろごろ岩の登りです。ハイマツの世界となり、まさに夏山という雰囲気でした。標高をあげると常念山脈の稜線から穂高岳が頭を出し始めます。そして、常念岳手前までくると、槍ヶ岳が見えるようになります。この瞬間、感動のあまり涙がでそうなほどでした。 山頂には8時半に到着。けっこう賑わっていました。昼食をすませて蝶ヶ岳に向かいます。 ■常念岳〜蝶ヶ岳 2512峰、2592峰、蝶槍などいくつかのピークのアップダウンがあります。しかし、暑さと疲れで登りがきつくなり足がとまりはじめました。樹林帯は蒸すように暑い。ニッコウキスゲが美しい2592峰で休憩します。 蝶槍までも暑いですが、松本側からガスが上がり始め、直射日光も和らぎ始めました。風もすこしでてきて、楽になってきました。 蝶槍から蝶ヶ岳までは、とてもたおやかな稜線。気持ちよいところです。岩場があまり得意ではないので、こういうところは気が休まります。 常念から蝶ヶ岳の稜線ですが、槍〜穂が見ながら歩けます。とても素晴らしいところでした。 ■蝶ヶ岳〜三股 蝶ヶ岳から下山します。得意な下りですが、寝不足もあって、疲れがピークになってきました。ほんと、降りるだけという感じですが、木の根や岩で歩きづらい道でした。蝶沢を過ぎると、とても良く整備された道となり、走れるような道ではありましたが、その気力はなくて、今回は100%歩きとなりました。 ■水 3L担ぎましたが、蝶ヶ岳ヒュッテまでに2.5L消費。ヒュッテで1.4L購入しました。トータルで約4.5Lの消費でした。 ヒュッテで購入した水が冷たくてうまかったです。1Lを一気のみしてしまいました。2592峰付近の失速は水不足かもしれません。 ■下山後 疲れました。しかし、谷川主脈に続き、このようなハードなルートもなんとかあるききることはできるのだなと思いました。 ほりでーゆ530円で入浴してから帰りました。 |
ガスのなかスタート。 |
急登の途中。 |
水を補給1.4L。1Lが200円です。 |
本文中の山の名前・花の名前は十分な特定ができず、勘違い、間違いなどがある場合があります。 |