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◆大朝日岳・西朝日岳 2016〜うつくしくたおやかな稜線

■日帰り・単独・行動時間計(10時間11分)
古寺鉱泉05:31→06:23一服清水→06:26ハナヌキ峰分岐→06:52三沢清水→07:09古寺山07:11→08:22銀玉水→08:44大朝日小屋08:46→08:57大朝日岳09:20→09:26大朝日小屋→09:45中岳→10:31西朝日岳10:52→11:28中岳→11:35金玉水12:08→12:21大朝日小屋→12:38銀玉水12:43→13:27小朝日岳→13:48古寺山→13:59三沢清水14:03→14:23ハナヌキ峰分岐→14:27一服清水14:37→15:35古寺鉱泉→15:42駐車場
■2年ぶりの東北遠征
 2014年秋の八甲田山・焼石岳以来の東北遠征です。大朝日岳は以前から構想はありましたが、アクセスが遠くなかなか実行できないでいました。しかし、2週前の燕岳・合戦小屋ですれ違った山形からのハイカーの方との会話がきっかけで、意を強くして行くこととしました。
 ルートは、日暮沢から竜門岳、西朝日、大朝日と周回するルートが魅力的でしたが、なにぶん初めての山域。結局、ディフェンシブに古寺鉱泉から大朝日岳を往復することとしました。

■古寺鉱泉から古寺山
 駐車場は5時で満車。みなさん続々とスタートしていきます。しかし、いきなり道を間違えて足首まで泥沼につかまる状態。しかも泥が異臭。沢水で洗い流してスタートです。(のちに、くつの中が湿った状態で歩いたため足の皮がむけて痛かった)
 とても良く整備された道で、途中に水場もあり快適です。最初は樹林帯ですが、古寺山が近く疎林になってくると直射日光を浴びて暑いのが難点ですが、なかなかの展望の道です。古寺山までくると、小朝日、大朝日がどーんと見えるようになります。

■展望のみち
 古寺山から先は、小朝日岳の巻き道を除き、概ね展望のある道です。大朝日から中岳、西朝日岳とたおやかな稜線が良い感じに見えます。
 また、稜線の道には花がたくさん。写真を撮り始めると、なかなか前に進めません。小屋が近づくとマツムシソウがたくさん咲いています。この日の山形は気温35度の盛夏ではありますが、山では秋の足音を感じます。
 小屋からはひと登りで大朝日岳。暑いなかでしたが、展望と花で、気持ちよく登ることができました。

■中岳、そして西朝日岳へ
 時間も早いので、中岳まで行ってみることにします。マツムシソウ群落を過ぎると、ハクサンイチゲも咲き残っていました。
 中岳(山頂は道がありません)の先から、西朝日岳をみると、これまた素晴らしい道が続いています。ほとんど寝ないで東京から来ているため、行こうか引き返そうか逡巡していたところ、大朝日の山頂でお話した宮城県からのハイカーさんに背中を押される形で行くことを決断しました。
 西朝日岳への道もまた素晴らしく、途中の池塘も雰囲気よく、お花もたくさんで、ほんとうに行くことにして良かったです。また、西朝日からの戻りの途中で金玉水に立ち寄ります。雪解けの冷たい水でとてもうまい。生き返りました。
 なお、この後、宮城県のハイカーさんと下山までほぼ同行しています。

■おわりに
 大朝日岳にとどまらず、西朝日岳まで行くことができたのは良かったです。しかし、西朝日から見る以東岳への道も素晴らしく、いつか歩いてみたいと思いました。
 下山中は寝不足もあるのか、疲れ気味でした。こんななか、一緒にしゃべりながら歩いてくれた宮城県のハイカーさんに感謝です。

5時前で満車。なんとか隙間に駐車。
人気の山ですね。
古寺鉱泉。
クラシカルな味わいがあります。
このあと悲劇。道間違いで泥沼地獄へ。靴・靴下が泥だらけで腐敗臭。沢水で洗い流してから再スタート。
朝日が差して気持ちよい道。
しかし、結構、暑い。
一服清水。水は出てます。うまい。
アジサイ。涼しげですが、暑い。
振り返って撮影。
大きな山容は月山???
樹林帯を抜けましたが、
ひざしが暑い。
少し、雲海のような。
名前はわかりませんが、
ピラミダルな山
古寺山に到着。
小朝日岳、大朝日岳が突然あらわれます。
大朝日から、中岳、西朝日岳。
素晴らしい!
ニガナ
アキノキリンソウ
ウツギ系
シシウド系
気持ちよい道です。
中岳への稜線が美しい。
素晴らしすぎるみち。
ケルンと大朝日岳
なんとなく仙丈ヶ岳に似ている。
カールではなくV字ですが。
シャジン系。
ハクサンシャジン?
ハクサンオミナエシ
花が多くて、
なかなか前に進めません。
ここからニッコウキスゲ群生。
ニッコウキスゲ。
セリ科の白い花も。
シオガマギク系。
ヨツバシオガマ。
ハクサンフウロ
シソ系。ミヤマクルマバナ。
トリカブト
歩いた道を振り返り
(途中でストック忘れ。最近多いので注意!)
ミヤマリンドウ?
中岳。雪渓が残る。
あまりに美しい。
アキノキリンソウとセリ科の白い花。
どちらも地味ですが群生するときれい。
ハハコグサ系。ヤマハハコ?
マツムシソウと中岳。
大朝日小屋
ウメバチソウが咲き始め。
お花畑と中岳、西朝日岳。
ナデシコ、クルマユリ、シシウド系。お花畑
お花畑と小朝日岳
大朝日岳から先の稜線も素晴らしい! 鋭峰は祝瓶山。
お花もたくさん!
左奥に以東岳が見えます。
いちおう山頂標。
中ツル尾根方面。こっちの景色も素晴らしい。
袖朝日岳?方面 
時間があるので、中岳まで向かいます。
中岳へのみちが美しい。雪渓の下が金玉水。
みごとな花畑
マツムシソウとセリ科の白い花。
マツムシソウ。これほど大量に咲いているのは初めて。
イワショウブ
気持ちよい道
振り返ると大朝日岳。
ニッコウキスゲなど。
西朝日岳への道。行くか否か逡巡していたが、宮城県からのハイカーさんに背中をおされ、一緒に行くことに。
名残のハクサンイチゲ。それなりの数が咲き残ってます。 超巨大化したシオガマギク。写真だと巨大さが伝わらないけど。
池塘。素晴らしい!ミヤマホタルイかな。
西朝日岳へ。
振り返って大朝日岳、中岳。宮城県のハイカーさん。
シャジンが群生。
竜門岳、以東岳方面。こっちも歩きたいものです。
大朝日岳がピラミダルに見えます。
チングルマの果穂
西朝日岳まであと少し
もう一つのピーク。道はなさそう。
山頂から以東岳方面。まだまだ素晴らしい道が続く。
いちおう山頂標。
コゴメグサ
イワイチョウ
ウサギキク
金玉水の近く。モウセンゴケが群生。雪解けの金玉水はうまい。
紫、白、黄色のお花畑。
白と紫。シックな感じ。
下山中。銀玉水。うまい。
小朝日岳手前から大朝日岳。
古寺山まで戻りました。
緑が鮮やかですが、暑いです。
古寺鉱泉まで戻りました。
お疲れ様でした。
山形市内で冷たい肉そば。うまい。だし汁がうまい!鶏肉もはごたえがよろし。

本文中の山の名前・花の名前は十分な特定ができず、勘違い、間違いなどがある場合があります。